パリ五輪の女子ボクシングで、トランスジェンダーの選手が出場しました。
しかも2人も出場できるのだとか。
元男性がなぜ今回オリンピックに出ることができたの?
体格違うやん。と思いますよね。
そこで今回は、
なぜパリ五輪に出場できたの?
【パリ五輪】女子ボクシングのトランスジェンダー選手は誰?名前や国は?
パリ五輪に出場する女子ボクシングの選手2人は、
・林 郁婷(リン・ユーチン)選手:台湾人
イマネケリフ選手
生年月日:1999年5月2日
年齢:25歳
身長:178㎝
代表国:アルジェリア代表
イマネ・ケリフ選手はアルジェリア出身のアマチュアボクサー。
身長が178㎝と高身長ですよね。
実績はこちら。
2022年世界選手権銀メダル
2022年アフリカ選手権金メダル
2022年地中海競技大会金メダル
2024年7月31日のパリ五輪での試合
ケリフさんのボクシングの様子はこちら。
多様性を標榜するパリ・オリンピックで
トランスジェンダー選手ケリフ・イマネ(青)と対峙させられ敗北した女性ボクサー(赤)。
抗議の声をあげようものなら罰せられる。
可哀想でたまらない。
pic.twitter.com/ny8wtaiAqX— 不変哲 🦥 (@fuhentetsu) July 31, 2024
ケリフさんは明らかに男性に見えますよね。
2回選ではイタリア人選手が危険をしましたね。
林 郁婷(リン・ユーチン)選手
生年月日:1995年12月13日
年齢:28歳
身長:175㎝
代表国:台湾代表
リン・ユーチン選手は、台湾出身のボクサー。
中学1年生からボクシングを始めます。
母子家庭で育ったことで、ボクシングを習って家族を守りたいと考えたようです。
中学生の時から女子の部でボクシングの大会に出場していることから、幼いころから性自認は女性であったと思われます。
2019年世界選手権金メダル
2020年東京オリンピック出場
また2023年3月に世界選手権では銅メダルを獲得しましたが、失格となっています。
【女子ボクシング】トランスジェンダーがなぜパリ五輪に出場できたの?
明らかに体格の違うトランスジェンダー選手は、世界選手権では不合格になりました。
ではなぜ、パリ五輪で正式に認められたのでしょうか。
世界選手権では不合格!
イマネクリフ選手と林 郁婷(リン・ユーチン)選手は2023年3月に行われた世界選手権で女子ボクサーとして、メダルを獲得。
しかしその後IBA(国際ボクシング協会)が2人に「DNA検査」をさせたところ、2人共不合格になりました。
「DNA検査の結果、両選手はXY染色体(男性染色体)を持っていることが判明したため、試合から除外された」
「総合的な検討を経て決定を下した。競争の公平性と誠実さを維持するためのものだ」
引用元:朝鮮日報
また世界選手権を主管しているIBAは現在、ロシア国営ガス企業「ガスプロム」から資金支援を受けており、会長もロシア人のクレムリョフ氏がと務めています。
ロシアは性的寛容性が低い国だそうで、『子どもの性別に合う名前をつける』という法案を推進するほどなんだとか。
なぜパリ五輪は出場できた?
世界選手権では失格処分となった2人はなぜ五輪では出場できるのでしょうか?
理由は、
だといえます。
実際、IOCは問題ないと声明を出しています。
「2024年パリ五輪ボクシング大会に出場するすべての選手は出場資格および参加規定、適用可能なすべての『医療規定』を順守している」
引用元:朝鮮日報
またトランスジェンダーに関してのIOCの基準は以下です。
国際オリンピック委員会(IOC)は今年1月に指針を改定。以前は男性ホルモンのテストステロン値が一定期間、基準値以下のトランス女性は女性競技に出場できるとされていたが、12歳になる前に性転換を完了した選手に限るという基準が設けられた。
引用元:https://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2024/07/post-105020.php
12歳以下で性転換を終えていないとオリンピックには出場できないようですね!
また今回、なぜIBAのルールが適用にならないかといえば、IBAの不祥事(不可解な審判や判定や汚職問題)でIBAが2023年6月に国際オリンピック委員会(IOC)から資格停止処分を受けていました。
そのため五輪の出場に関しては、IBAのボクシング協会よりもルールが「寛容性」を強調するIOCであるオリンピック協会がのルールが適用となっています。
女子ボクシングにトランスジェンダーが出場したことに対する声
トランスジェンダー選手ケリフ・イマネ(青)と対峙させられ敗北した女性ボクサー(赤)。
抗議の声をあげようものなら罰せられる。
可哀想でたまらない。